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『バトルボール』

日本、いや世界のスポーツが立つ岐路。その未来を救うスポーツウォーズ構想とは? 
あらゆる球技が垣根を越えてぶつかるバトルボールとは果たして! 
ニュースポーツに傾倒していた主人公が、忘れ去られた一篇の物語によって原点に回帰する。
想像を絶する興奮と驚愕の結末。かつてない衝撃が全スポーツマンの眠れる魂を揺さぶる!
エキサイティングかつファンタジックな二重構造小説がスポーツの真実を問う。
もくじ
Episode―1 親友
第1部 
プロローグ 遙かなる理想をめざして
Episode―2 師匠
Episode―3 愛情
Episode―4 友情
Episode―5 家族
エピローグ いま、闘いが始まった
第2部 
プロローグ 世界最強を名乗るために
Episode―6 企画
Episode―7 軌跡
Episode―8 開幕
今から20年近く前、遊び仲間に読んでもらおうと、『バトルボール』という名の作文を書きました。今読み返せば、読後の印象が当時とは随分違います。当時の私自身の感性や時代背景が基本的な部分を除いて、すっかり変わっているからです。大袈裟に表現すれば、タイムカプセルを間違って開けてしまったような感覚です。当然、一般公開の資格を持たない作文の文体・構成は、作法やルールを全く無視した独りよがりなものです。
発表するには大幅な改訂を余儀なくされました。稚拙な文章も去ることながら、言葉の誤用や不適切な表現も多々ありました。しかし、出来事の論理的矛盾や時系列的不整合を修正し、内容に関してはほぼそのままにしておこうと考えました。
この作文に「内核」、つまり小説内小説としての役割を付与し、新たにそれを包む「外核」となる小説、二重構造を持つ小説を書いてみようと思い立ちました。まず、作文を『BB讃歌』と改め、「外核」となる小説を正式に『バトルボール』と名付けました。
さて、『BB讃歌』ですが、副題を「a song in praise of Billiard&Bowling」としました。文字通り、ビリヤードとボウリングがテーマの柱です。本来、小説の題材になりにくいスポーツを、エキサイティングかつロマンチック、そしてファンタジックに描いたつもりです。スポ根の古典的作品、『巨人の星』や『柔道一直線』の作品世界に、非現実的な魔球や必殺技が登場したように、『BB讃歌』の世界にもそういう要素をふんだんに採り入れました。ただ、『BB讃歌』はいわゆるスラップスティック(ドタバタ)で、スポ根の正統派とは趣きを全く異にしています。
物語は無敵を誇るビリヤードチャンピオンの王座転落という悲劇から始まります。そして、無冠の帝王となった元チャンピオンが、闇の彼方に消え去ったタイトルの奪還、そして、ビリヤード界の2大タイトル統一を成し遂げるまでが話のひとつの区切りです。世はまさに空前絶後のビリヤードブーム。そんなビリヤード時代のカリスマ的存在が主人公・池上健史です。その池上健史と彼のタイトルを狙って暗躍する秘密組織・藤巻建設との戦いが最大の見せ場です。物語の冒頭、昭和天皇・手塚治虫・美空ひばりをモデルとした人物が、それぞれ信頼する人物に夢を託してこの世を去って行く。彼らの夢を背負って、主人公と藤巻建設の刺客達が繰り広げる戦い。
新チャンピオン・辰巳耕志に挑戦する東京ドームの決闘。幕張メッセなどに舞台を移した最強の敵・蒲田幹男とのタイトル統一戦。サイドストーリーとして、池上を慕う女マネージャーの活躍、愛弟子の危機、次第に暴かれる秘密組織に隠された驚愕の事実など。そして、最後に主人公・池上健史の目指したもの、それは「スポーツウォーズ」の覇権を賭けた、ボウリング界の帝王・アントニオキンキとの枠を超越した戦いでした。
一方、「外核」となる小説『バトルボール』の主人公は、プロインラインスケーター・一ノ瀬辰也です。ある日、彼は友人・瀧沢雄太から『BB讃歌』という、奇妙な名前の小説を渡されます。彼の運命を大きく変える企画コンペ、親友・師匠・恋人・家族らとのふれあいによって、一ノ瀬辰也は自分を見つめ直します。ニュースポーツに魅せられていった彼の中で、眠っていたボウリングへの情熱が蘇る。
プロローグと第1章だけで終わっていた『BB讃歌』第2部ボウリング編の続きを、瀧沢と共有する時間で綴ろうとする主人公。そして、「スポーツウォーズ」というイベントに対する彼独自の解釈とは一体いかなるものなのか? 最後に明かされる『BB讃歌』と『バトルボール』をつなぐ真実とは?
内核小説『BB讃歌』は、第1部ビリヤード編がプロローグ、第1章〜第15章、エピローグ。第2部ボウリング編がプロローグ、第1章のみの構成。また、外核小説『バトルボール』は、「Battle Ball―1」〜「Battle Ball―5」を『BB讃歌』に適宜挿入し、「バトルボール企画書」、「BB讃歌の軌跡」、「バトルボール開幕」の3章を全体の巻末に配置しました。
“総合大衆複合球技”バトルボールへ込めた熱い情熱と愛情を、是非感じて下さい。
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